マインド

かめはめ波から学んだベネフィット

こんにちは、ゆーぞーです。

今回はベネフィットについて
私の昔話を例に話していきます。
それでは以下からどうぞ。

男の子なら誰しもが憧れる必殺技。

その代表格とも言えるのが
ドラゴンボールに出てくる孫悟空の必殺技
「かめはめ波」だ。

私は中学生の時に
このかめはめ波が実際に打つことができるかもしれない
という情報をある本から学びました。

その本のタイトルは「空想科学読本」。

怪獣映画やSFマンガなどの空想科学作品で描写されている事象を
実際の現代科学で再現すればどうなるか

をコンセプトに考察していく
中二心を超絶くすぐる本です。

活字嫌いの私でしたが、
この本には夢とロマンが詰まっていたので
当時は夢中になって読んでいました。

読む人によっては夢を壊されたという人もいましたがw

この空想科学読本に、
かめはめ波の打ち方が載っていたんです。

そもそも、かめはめ波というのは
気のエネルギーを手の平の間に、
凝縮させて敵に向かって放出する技です。

現代の科学をもってしても
気のエネルギーを理論的に説明することは難しく、
空想科学読本では気のエネルギーを
「体内にあるエネルギー」と定義して話が進みます。

悟空が天下一武闘会でピッコロ大魔王に放った
かめはめ波を例に詳しく解説していました。

空中から真下にいるピッコロ大魔王に
かめはめ波が直撃した時の描写から、
この時のかめはめ波の威力は爆薬26㎏、
一般のダイナマイト130本分だと計算していました。

スカウターを使わなくても数値化できるって所が
空想科学読本のすごいところですw

んで、この爆薬26㎏をカロリー換算すると
2万6千キロカロリーだそうです。

成人男性が一日に摂取するカロリーの平均が
2千6百キロカロリーなので
かめはめ波一発で10日分のカロリーを使っているってことですね。

仙豆を一粒食べれば軽く10日は飢えを凌げるって設定も
かなり説得力を増します。

ではこんなエネルギーが人間の体内にあるのかって話です。

実はあるんです!

体重50㎏、体脂肪率20%の人の体には、10㎏の体脂肪があります。
体脂肪1gには9キロカロリーのエネルギーがあるらしく、
それが10㎏あるから
9キロカロリー×1万g=9万キロカロリー
よって人間の体内には9万キロカロリーのエネルギーがあることになります。

9万キロカロリーはダイナマイト450本分のエネルギーらしいです。
人間のエネルギーはんぱないw

なのでさっきの例にあげたかめはめ波なら、
3発放っても、おつりがくる計算になります。

夢が広がるばかりです。

じゃあどうやってこのエネルギーを
手の平の間に溜めるかって話です。

先ほども書いたとおり
成人男性の一日の摂取カロリーの平均は2千6百キロカロリーです。
ここでは切りよく2千キロカロリーで話を進めます。

摂取したカロリーのうち
半分は生命活動に使われるみたいです。

心臓動かしたりしてます。

んで残りの半分は
熱エネルギーとして体の外に放出されてます。

体温として放出されてるってことです。

つまり
この放出されている千キロカロリー分のエネルギーを
手の平の間に溜めることができれば
理論上かめはめ波が打てるのです!!!

これを読んでるかたも
わくわくしてることでしょう!

では続けます。
手の平の表面積ってのは
せいぜい体の50分の1くらいしかないので、
左右の手の平から放出される熱は
一日あたり20キロカロリー。

この熱エネルギーを逃がさないように
手の平をぴったりとくっつけて
間の空間に溜めこむ。

これがかめはめ波を打つ方法です。

悟空やクリリンみたいに
過酷な修行をしないでもいいんです。

ただ手の平を合わせるだけです。

そうしただけであなたは
かめはめ波を打つことができます。

おそらく熱エネルギーの塊を放つので
敵には目視することはできないはずです。

かめはめ波を喰らった相手は
自分が何をされたのか分からず、
地に伏しているでしょう。

ただ頭のいいあなたなら気が付いたはずです。

かめはめ波を放つのに必要なカロリー数は
2万6千キロカロリー
それに対して一日に溜めることができるカロリー数は
20キロカロリー
順調に溜めることができたとして、
1300日つまり3年7か月もかかりますwww

当時の私が中学2年くらいだったので
もし、かめはめ波を放つ決心をしていたら
放てる頃には高校3年くらいになっていることになります。

おそらくその3年7か月は
この世の地獄とも言えるほどの
不毛な時間だと思いますw

さすがにそんな人生は嫌だったので
中学生の私は考えました。

そこで私は思いつきます。

そうだ。元気玉だ!

空想科学読本に書いていた
かめはめ波の打ち方は
1人でやることを想定して
書かれていました。

ならば人数を増やして
一日20キロカロリーの上限を
上げてしまえばいい。

つまりは元気玉の要領です。

オラに元気を分けてくれ!
もといオラに熱エネルギーを分けてくれ!状態です。

私は友達にかめはめ波の打ち方を説明します。

そうやって集まった勇者という名のバカは
私を入れて10人。

昼休みの45分全てをかめはめ波に注ぐ

そして昼休みが終わると同時に
教室に入ってくる先生に放つという作戦でした。

45分しか溜める時間がないので
32分の1程度の熱エネルギーしか溜まりません。
それを10人でやっても
20キロカロリーにすら届きませんw

でも当時の私たちは

かめはめ波が打ちたい。
かめはめ波が打てるようになったら
人生変わるかもしれないという
希望に満ちていました。

10人の男子が教室の真ん中で
手を出して大きな球体を作ります。

隙間ができてはいけないので
ビニールテープで固定し密閉します。

あの45分ほど楽しかったものはありません。

そして昼休みの終わりを知らせるチャイムが鳴ります。

先生が入ってきました。

私たちはいっせいに叫びます。

「か~め~は~め~波ああああああああ!!!」

目の前には口をポカンと開けて立つ先生がいました。

前述したとおり
熱エネルギーなので目には見えないはずです。

もしかしたら私たちの手からは
本当にかめはめ波が放たれていた。

それがたまたま先生を倒すに至らなかっただけかもしれません。

悟空のようなかめはめ波は打てなかったけど、

みんな爆笑しながら各々の掃除場所へ向かいます。

誰も昼休みを無駄にしたという人はいませんでした。

なぜか?

それは私がかめはめ波を打つことの
ベネフィットを提示してそこに納得した
友達だけが集まったからです。

ベネフィットとは
そのコンテンツや商品を手にすることで得られる利益です。

今回のかめはめ波を例にすると
メリット→手の平を合わせるだけで放つことができる
ベネフィット→かめはめ波を放つことで先生を倒せる
って感じです。

このベネフィットって結構大事です。

かめはめ波は友達全員が知っていたので
イメージさせることは簡単でした。

あとはそのイメージしたかめはめ波を
打っている人物が孫悟空ではなく
その友人にしてあげるだけです。

実際にかめはめ波を打っている自分を
想像させたわけです。

実生活でかめはめ波を打てるようになれば
好きな女の子が悪漢に襲われた時も
スマートに助けることができます。

目の前にある障害物だって
ぶっ壊して先に進むことができます。

こんな感じで想像させるんです。

そしたらこんなアホみたいなことに
付き合ってくれる奴が9人も集まったのです。

もしあなたが営業先でメリットばかり提示しているのであれば
そのメリットによって相手がどのように得をするのか、
つまりはベネフィットを想像させてみてください。

ベネフィットを感じてもらえば、
高額の商品でも売れたりします。
そうなれば売り上げが上がること間違いなしです。

あとベネフィットは具体的になればなるほど効果を増します。

そのほうが想像しやすくなりますからね。

ベネフィットを自由に伝えられるようになれば、
人を動かしたり、物を売ったりしやすくなるので
ぜひ実践してみてください。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です